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マレーシア
マレーシアの卵子提供事情
治療費・渡航費・宿泊費などが低コストで人気のアジア圏での卵子提供。しかし一部の地域で法律改定があったため、バンコクや韓国などで卵子提供を受けるのは難しい現状です。そんな中、アジア圏での卵子提供で、近年人気を集めているのがマレーシアです。
暖かく観光地としても人気のマレーシアは、東南アジアのなかでも比較的完全で英語も通じるため、滞在中も安心して過ごせます。
卵子提供の成功率が高いのは、30年以上前から体外受精を行ってきた長年の実績があるアメリカですが、1回の治療でおよそ500万円以上という莫大な費用がかかります。
一方、その半分の費用で卵子提供を受けられるマレーシアでは、1回目の治療で妊娠できなかったとしても、アメリカでの治療と同じような費用で、2回目の治療を受けられるのです。
マレーシア対応エージェント
マレーシア対応のエージェントとしては、Act Oneがあります。東京都千代田区に本部がある、日本法人のエージェントです。基本料金から次々と追加料金が加算されていくエージェントが多い中、Act Oneはパッケージ価格を採用していて明瞭。またスタッフ全員が日本不妊カウンセリング学会の会員なので、豊富な知識を活かし様々な質問・疑問に対応してくれます。また卵子ドナーに関しての情報開示量が多いのも特徴です。現在の顔写真だけでなく、身長、体重、幼少期の写真も見ながら決められます。現地スタッフが診察に全て付き添い、通訳やサポートをお任せできて安心です。「採卵補償制度」を完備しているので、もし卵子ドナーが海外渡航後に排卵誘発に反応しなかったときでも追加費用なしでドナーの変更ができます。マレーシアで卵子提供をお願いした場合、プログラム費用は350万円です。
そのほかマレーシア対応の卵子提供エージェント一覧
メディブリッジ
東京にオフィスのあるメディブリッジには多くのスタッフが在籍しており、業界内でも大規模なエージェントといえます。きめ細やかなサポートを行えるのが強みであり、日本不妊カウンセリング学会の資格をもつスタッフに相談することもできます。
また、メディブリッジはアジア各国やハワイ、マレーシア、台湾などの医療施設と連携しています。慣れない海外での治療でも、スタッフが寄り添ったサポートを提供してくれるでしょう。
IMC(International Medical Center)
ハワイやマレーシアにあるクリニックと連携し、卵子提供や着床前診断を行っているIMC。日本人ドナーは300名以上確保(2022年6月時点・公式HPより)しており、自分たちに合ったドナーを選べます。
さらにIMCでは物価や人件費の安いシンガポールを拠点にしており、低価格でのサポートを実現しているのも強みのひとつ。費用を抑えながら治療を受けられます。
※参考元:IMC(http://internationalmcenter.com/)
エンジェルバンク
日本人ドナーを多く確保しているエンジェルバンク。年齢や既往歴、喫煙歴などさまざまな条件をクリアした人しかドナーになれません。
治療はタイやウクライナ、アメリカなどの実績のある提携医療機関で行います。メディカルツーリズムを利用した不妊治療のコーディネイトを行い、日本では受けられない治療が可能なプログラムを用意しています。
マレーシアはどんな国か
卵子提供を受けるためにマレーシアが人気となっており、またアジアで過ごしやすい国として評判を集めています。マレーシアの発展は著しく、観光や移住目的で訪れる人も増えています。こちらでは、マレーシアの事情についてまとめています。
日本人が住みやすいと感じる国
マレーシアは日本に比べて基本的に物価が安く、また政治も安定して治安も良好です。日本人の口に合う食べ物や日本食が多いのも魅力的な点といえます。
熱中症対策は必須
マレーシアは1年間で気候が高い日が続き、気温が40度を超えることも珍しくありません。行動は夕方から夜にかけて、水分補給を頻繁に行うなど、暑さ対策を怠らないようにしましょう。
交通環境が整っている
社会を支えるインフラは非常に優れており、特に、交通渋滞を改善するために必要な地下鉄や高速道路は継続的に建設されています。日本人でも車を運転しやすい環境といえるでしょう。
マレーシアは車社会となっているため、休暇の時期で発生する大渋滞を改善するための政策も積極的に行われています。
マレーシアの電子リテラシーは高い
マレーシアはたくさんの人がFacebookなどのSNSを有効活用しており、コミュニケーションとしてセキュリティに優れたWhatAppと呼ばれるアプリも積極的に使っています。また、週末は涼しいショッピングモールに人が集まりやすく、映画館でチケットを購入しやすくなるスマホアプリも用意されています。
高速道路の料金支払いもTouch 'n GoというICカードが当たり前になっており、高速道路だけでなく電車やバスなどの公共機関も使いやすくなり、そしてファーストフードなどの支払いにも使用可能です。
クレジットカードも広く普及し、不正利用を防ぐためのシステムも準備されました。他にも中国で主流となった二次元バーコードによる決済システムも広まっています。
マレーシアの食事
水について
マレーシアは清潔な国ですが、お水はペットボトルでの水を飲むことが推奨されています。都市部では水道水も飲めますが、日本の水質とマレーシアの水質は異なるため、マレーシアの水をいきなり飲むとでおなかを壊してしまうこともあります。市販のペットボトル、あるいは水道水をフィルターで濾過したうえで沸騰したもので水分補給をするようにしましょう。
料理について
マレーシアでは主にマレー料理・中国料理・インド料理が普及しており、またこれらが上手く融合した料理がよりどりみどり。
マレーシアで有名なアロー通りでは屋台やショッピングモール、または高級レストランなどいろんな場所でお食事を取れます。
マレーシアではナシレマと呼ばれる伝統料理が人気であり、朝ごはんとして愛されています。また、アイスカチャンと呼ばれるかき氷や豆腐花というスイーツが人気です。マレーシアでは色んな食べ物があるため、世界中からグルメが集まってきます。
マレーシアは魅力がたっぷり詰まった国
マレーシアは暑いですが、ご飯がおいしい上にITリテラシーも非常に高い国です。物価も安くて治安も良いため、語学の勉強をしてから移住する日本人もたくさんいます。
卵子提供に限らず、旅行など様々な目的でやってくる人も多いほど、マレーシアに住む魅力はたっぷりあります。