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国内・国外どちらで受けるべき?

卵子提供手術は日本国内と海外、どちらで受けるべきなのでしょう?各国での卵子提供の現状をまとめました。

卵子提供を国内で受けられればべスト、ですが…

日本は世界的にみても不妊治療が盛んな国で、体外受精の件数は世界一との報告があります。ですが、卵子提供に関しては世界各国に対してかなりの遅れをとっています。

国内での卵子提供に関する認識は低く、しかも否定的な見方をする方のほうが圧倒的に多いのが現状。日本産婦人科学会は、卵子提供は必要な法制度の整備が整うまで実施するべきではないとし、法整備が整った場合でも近親者からの卵子提供は容認できない、という見解を示しており、法律が整備されない限りは実現不可能な模様。

学会側は国に早急な制度整備を求めているそうですが、国側は倫理問題などで賛否が分かれており、なかなか重い腰が上がらないようです。

とは言いますが、日本でも卵子バンクが発足しており、卵子提供により不妊治療が年数件行われているのも事実。ですが病気が原因で早期閉経になり妊娠が不可能になった患者さんに対しての治療などがメインで、加齢・卵子の老化により妊娠しにくくなっている一般的な不妊は対象ではありません

なので現状、卵子提供を受けてでも子どもを授かりたいという夫婦は、合法化されている国に渡って移植を受けなくてはなりません。この記事のタイトルは「国内と国外、どちらで受けるべきか?」としましたが、国内で卵子提供を受けるという選択肢は現状ほとんどないに等しいのです。

エージェントが海外での提供をサポート

国内には海外での卵子提供をサポートするエージェントがいくつかあり、ロサンゼルスやハワイ、バンコクなど卵子提供が合法化されている国で移植手術が受けられるよう、取り計らってくれます。

もちろん日本人の卵子ドナーがたくさん登録されており自分で選ぶことが出来ますから、産まれてくる子どもの容姿があまりにも違うために卵子提供が発覚する、といったケースは少ないでしょう。

否定的な意見が中心の日本とは違い、卵子提供が既に合法化されている国ならば、現地のスタッフも卵子提供に対して好意的なので「一緒に頑張りましょう!」という前向きな姿勢で移植に望むことが出来ます。

言語の壁がある海外に数日間も滞在しなければなりませんが、その点はエージェント所属の現地スタッフが病院での通訳、空港から病院・ホテル間の送迎などをしてくれます。

ほとんどのエージェントが卵子提供を斡旋するのはロサンゼルス、ハワイ、バンコクなど日本人もよく訪れる土地ですから、国内ほどではないですがある程度治安もよく、観光名所も豊富。気分転換にツアーやショッピングに行きたい時にも現地のエージェントスタッフが出来る限りのサポートをしてくれるので、お一人での渡航も安心です。

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40歳以上、早期閉経、ターナー症候群など、排卵の不順が原因で悩む方のための新しい不妊治療「卵子提供」。今や年間300人以上の赤ちゃんが、卵子提供によって誕生しています。そんな卵子提供について、日本が置かれている現状や、海外で移植を受けるために知っておくべきこと、また提供を受けた方、ドナーとなった方それぞれの体験談をリサーチした結果を掲載。卵子提供を望むご夫婦の強い味方となってくれる、国内のエージェントの一覧も掲載しておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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