はじめての卵子提供ガイド

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体験談まとめ

卵子提供のドナーになる方は、様々な理由でドナー登録を決断し、不妊治療を諦めずに続ける夫婦に希望をもたらしてきました。ここでは実際に海外で卵子提供した方の体験談をご紹介。

これからドナーとして活躍したい方はもちろんですが、ドナー側に負担がかかるのではないかと心配する卵子提供による不妊治療希望のご夫婦も是非、読んでいただければ幸いです。

実際にどうだった?卵子ドナーの体験談

初めてプログラムに参加した際は海外旅行と謝礼金が楽しみな反面、卵子ドナーという未経験の領域に大きな不安がありましたが、今ではドナー経験3回のベテランとなり、ドナーをすることが自分の使命のようにも感じられます。

というのも、私はたくさん卵胞が作られる体質で、多くの卵子を凍結状態で残せる優秀なドナーだということが最初の卵子提供時に発覚したんです。

ですが、卵胞が多いのは良いことばかりではなく、「卵巣過剰刺激症候群」になりやすく、採卵前には卵巣が目で見てわかるほど腫れるし、採卵後には動けない日が続くこともあります。

しかし注射を受ければ体調も数日で回復し、先生には「とても良い卵巣だ」と褒められるので、自分自身は特に何もしていませんが何ともいえない達成感と人の役に立てている嬉しさがこみ上げてくるのです。

このプログラムに参加するようになってから、不妊治療に励む方々のブログを拝見したり、コメントで応援したりと、私自身の不妊に対する考えにも大きな変化がありました。今では不妊に悩む方々の治療が実を結び、無事に赤ちゃんを授かればと願うばかりです。

依頼者のご夫婦が面会を希望されたときは、プロフィールを見て感じられた印象と違ったらどうしようと不安でしたが、実際会ってみて正解でした。

何故自分を選んでくださったのかというお話が聞けたり、依頼者様と意外な共通点があったり。何より人柄が素晴らしく、この人のためならば私にできる最大限のお手伝いをしたいと心から思えるようになりました。

海外もツアーくらいでしか訪れたことがなく一人での滞在が不安でしたが、ちょうど時期が重なったドナーさんを紹介していただけたので、一緒に出掛けたり、イベントに招待していただいたりしてロサンゼルスを満喫できました。

また現地の方々は性格が穏やかなこともあり、私の拙すぎるでたらめ英語にも忍耐強く耳を傾けてくださり、身振り手振りを含めなんとか意思疎通もはかることができました。

依頼者様、仲間のドナーさん、現地の方々、様々な人との出会いによって、私自身の視野もかなり広がり良い経験ができました。

学生のうちに何か人の役に立つことをしたいと考えたときに、卵子ドナーのことを知りました。

はじめは私の遺伝子を受け継いだ子どもが私の知らないところで生きていくことに不思議な気持ちになりましたが、それ以上に私の卵子があれば何年も不妊に悩むご家族を幸せにできる、と考えたときに、このプログラムの素晴らしさに気づき、責任を持って全うしようと思うようになりました。

実際に依頼をうけ、バンコクに渡航することになりました。元々バンコクの街並みや寺院がとても好きで、診察のない日は現地のツアーに一人で参加したりして、かなり充実した日々を過ごさせていただきました。タイ料理も大好きで、毎日のように食べられて嬉しくてたまらなかったのを覚えています。

採卵時は初めての全身麻酔に緊張してどうにも落ち着きませんでしたが、スタッフさんがかわるがわるベットサイドについてくれて話しかけてくれたので不安も和らぎました。採卵自体は眠っている間に終わり、痛みや違和感などは全く感じなかったです。

術後の体調変化があるかもといわれたので心配して様子を見ていましたが特に変わったことも起こらず、術後2日目からまた観光に繰り出していました(笑)。

感想はタイ観光のことばかり書いてしまいましたが、生命の神秘や不妊治療の現状など学ぶものも非常に多かったように感じます。半年後には看護師として就職も決まっていますので、それに先駆けて命の重さを知る良い経験ができました。

身近に不妊に悩んでいる人がいたため、ドナーの協力をしたいと考えていました。インターネットで検索したときに、卵子提供ドナーの登録ができることを知り、自分でいろいろと比較して、エージェントに登録を行いました。

卵子提供自体は初めての経験だったので不安なこともありましたが、少しでも誰かの役に立てればと思い、提供に向けて準備を行いました。事前にエージェントのスタッフさんと話し合いを行い、説明を受けて、アメリカに渡航しました。

現地のスタッフさんはとても優しい方で、緊張する私を励ましてくださいました。滞在先のホテルも快適で、卵子提供にかかわる不安も少し緩和されました。

空いた時間は現地をゆっくりと観光して、楽しく過ごさせていただきました。病院では少し緊張もしましたが、普段から水や食べ物などに気をつけるようにしていたので、特に困りごともなくスムーズに進みました。

滞在期間が終わり帰国する頃には、達成感で一杯だったことと、貴重な経験ができたことが何よりの収穫になりました。数日程度お腹が張るなどしていたので、薬を飲んで安静にしていましたが、しばらくすると元通りの体調に戻りました。

エージェントのスタッフさんには最初から最後まで、たいへんお世話になりました。現地のスタッフさんやドクターにも親身にケアをしていただいて、本当に貴重な体験ができたことに感謝しています。

代理出産に関心があり、ドキュメンタリーなどを見て、自分もドナーになりたいと思いました。日本人でもドナーになれると知り、早速エージェントを調べて、行動に移すことにしました。

病院で血液検査をして、問題がないと判断されて、その後ピルなどを飲んで体調を整えた後、タイに行きました。現地ではスタッフさんにケアをしていただいて、水分制限なども指示されながら、工夫して過ごしました。

基本的に、指示通りに生活をしていれば副作用は最小限で抑えられると思います。生理周期が不安定な私でも、スタッフさんやドクターの言うとおりにしていたおかげで、採卵日の当日には問題なく卵子が採取できました。

採卵日当日はさすがに緊張しましたが、麻酔で眠っている間に終わるので、極端な痛みというものはありません。痛み止めももらえるので、夜に痛みで眠れないということもなく、心配はないと思います。体調は一週間程度で戻るので、長期的に不調が出ることもありませんでした。

不妊治療や代理出産を考えている女性が多いなか、こうして子どもを望む方に卵子を提供できたことを嬉しく思っています。

微力ながら、自分が力になれたことが一生ものの経験になりました。

卵子を提供してみて、わかったこと

卵子提供は世の中の不妊に悩む多くの女性の手助けとなり、また提供者自身にとってもかけがえのない経験となります。それこそがドナーにとっての大きなメリットであり、子どもに恵まれない方への間接的な助けとなります。

現在、卵子提供は世界的に行われている方法ですが、やはり不安や疑問を抱え、なかなか提供に踏み出せないという意見もあります。

しかし実際の体験談を見てみると、エージェントに接して説明を受けたことで不安が解消され、実際のドナーとして一歩踏み出せたといった実例が多くみられました。

体験談では、信頼のできるエージェントを選んだことで不安が解消され、現地のスタッフによる丁寧なサポートが受けられた、また卵子提供がスムーズに行えたという意見もあるため、事前のエージェント選びがスムーズな卵子提供のためのポイントになるかと思われます。

エージェントが現地の医療スタッフや関係者と緊密に連携をとることでドナー側の負担も軽くなるため、これから卵子提供を考えている方は、信頼のできるエージェントを選ぶことが大切ですね。

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40歳以上、早期閉経、ターナー症候群など、排卵の不順が原因で悩む方のための新しい不妊治療「卵子提供」。今や年間300人以上の赤ちゃんが、卵子提供によって誕生しています。そんな卵子提供について、日本が置かれている現状や、海外で移植を受けるために知っておくべきこと、また提供を受けた方、ドナーとなった方それぞれの体験談をリサーチした結果を掲載。卵子提供を望むご夫婦の強い味方となってくれる、国内のエージェントの一覧も掲載しておりますので、参考にしていただければ幸いです。

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