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身内からの卵子提供のメリット・デメリット
身内から卵子提供を受けるメリット
まったくの他人よりも安心できる
提供してもらえるかは本人の意見を聞くのが大前提ですが、姉妹などの身内から卵子提供を受けるということは、どんな人かが分かった上で卵子を提供してもらえることになります。
全く知らないドナーよりも安心という点で、卵子提供を受ける側にとってはメリットです。
遺伝子が近い・自分の顔に似た子どもになる
提供されるのが血縁関係のある身内の卵子なので、将来生まれてきた子どもの顔が自分に似る、遺伝子レベルでも自分の子どもに近い子どもが生まれる可能性があります。
全くの第三者の遺伝子を引き継ぐ子どもよりも、少しでも自分の遺伝子に近い子どもを産みたいという考えを持つ方にとっては、理想に近い方法と言えるでしょう。
身内から卵子提供を受けるデメリット
自分に顔が似ている、遺伝子も自分に近いからといって、身内からの卵子提供がメリットばかりというわけではありません。
身内からの卵子提供で生まれる子どもは、遺伝上も法的にも自分の子どもということになりますが、どうしても自分たちの「身内の卵子から生まれた子ども」という考えがぬぐい切れず、後になってトラブルになる可能性が考えられます。
旦那さんの気持ちが追いつかない
女性は自分のお腹から産まれた子どもにすぐに愛情がわきますが、男性から見ると、愛する人との子どもではなくドナーの女性、つまりパートナーの身内との子どもであると考えてしまいます。
第三者の卵子なら割り切れるけれど、誰の卵子かが分かっていると受け入れにくいという意見もあり、複雑な気持ちを抱えてしまいやすいのです。
「自分の遺伝子に近い子供が欲しい」という気持ちばかりを優先し、旦那さんの気持ちを置き去りにしてしまうのは良くありません。
将来の関係性が変わってしまうリスク
身内からの卵子提供は、近い関係であるがゆえに、ドナーになった身内と産んだカップルとの関係、夫婦の関係さえも大きく変わってしまう可能性があります。
さらに、将来子どもが大きくなったとき、卵子提供を受けたことを説明すべきかどうかも問題です。旦那さんの気持ちや将来の関係性の変容を考えると、身内からの卵子提供は慎重に決める必要があると言えます。
ドナー提供者の気持ちを優先する
身内から卵子提供を受けたい場合には、何よりも提供してくれるドナーの気持ちを優先することが大切です。身内からの卵子提供について迷っているなら、数々のカウンセリングをしてきた経験を持つ専門のエージェントに相談してみてはいかがでしょうか。